RPFとは

RPFとは(Refuse Paper and Plastic Fuel)

主に産業廃棄物のうち、マテリアルリサイクルが困難な古紙及びプラスチック類を原料とした高品位の固形燃料です。エコ・マイニングの製造したRPFは、化石燃料(石炭・石油)の代替として、製紙会社、鉄鋼会社、石灰会社などで使用されます。

RPFサンプルのイメージ

RPFサンプル

RPFには主に以下のようなメリットがあります。

産業廃棄物を燃料化

産業廃棄物を燃料化

RPFの生産は、本来最終処分される廃棄物を原料とし、廃棄物の中からエネルギー資源を取り出します。

そのため、埋立てや焼却などの最終処分量を削減し、資源の有効利用を実現し、資源循環型社会システムの構築により地球環境の保全に貢献します。

石炭より約33%のCO2排出低減

石炭より約33%のCO2排出低減

RPFは、燃焼時に同一熱量回収を行う過程で、石炭よりも約33%のCO2排出量低減効果のある高品位の燃料です。

RPFを石炭代替燃料として使用することは、CO2排出の低減と枯渇性資源の節減、埋め立て処分場の延命など相乗効果があり、地球環境にとてもやさしい施策です。

灰の処理費を1/3に削減

灰の処理費を1/3に削減

RPFの灰化率は一般に3〜7%程度で、石炭は11〜15%程度です。RPFの灰化率は石炭と比べて3分の1程度でです。

お客様は、RPFの低い灰化率により灰の埋め立て処分量や処理費の大幅な削減が可能になります。


写真:およそ10kgのRPFと石炭を燃焼させて同一熱量発生時に回収される灰の量

(左)メスシリンダー:RPF灰 (右)メスシリンダー:石炭灰

RPFの期待される効果

ハンドリング性が良い
RPFは固形で密度が高い為、コークス、微粉炭等と同等の利便性をもち、貯蔵特性にも優れている
品質が安定
発生履歴が明らかな産業廃棄物や選別された一般廃棄物(分別基準適合物)を原料として使用しているため、品質が安定している
高カロリー
プラスチックを使用しているため熱量が高く、石炭及びコークス並みで化石燃料代替として使用可能
化石燃料に比較して経済性
石炭よりも低価格
化石燃料や将来負担するであろうCO2排出権購入の費用削減
灰化率が石炭に比べ1/3以下となる為、灰処理費用が削減可能

地産地消のエネルギー
国内に眠る資源を有効に活用する


RPFの新しい利用法

RPFをガス化施設で分解しアンモニア原料として利用します。

RPFの新しい利用法